インターネット時代のひとつの特徴は、即時の反応、即時の満足が得られるので、時間がかかることや忍耐を必要とすることを嫌がることです。
今は、何でもその場で手に入ります。
欲しい物があれば、ネットで注文できる。どんな情報も手中で手に入れることができる。
そのために、「忍耐強く待つとか、努力して達成するという姿勢がなくなる」、シネック氏は言います。
インターネット時代のひとつの特徴は、即時の反応、即時の満足が得られるので、時間がかかることや忍耐を必要とすることを嫌がることです。
今は、何でもその場で手に入ります。
欲しい物があれば、ネットで注文できる。どんな情報も手中で手に入れることができる。
そのために、「忍耐強く待つとか、努力して達成するという姿勢がなくなる」、シネック氏は言います。
大変、興味深い動画があります。
啓蒙家、企業のリーダー研修などを行っているサイモン・シネック(Simon Sinek)氏が、ミレニアルズの特徴(西欧の場合、そして、特にアメリカ)と彼らが必要としていることを述べたものです。
https://www.youtube.com/watch?v=5MC2X-LRbkE
1984年以降に生まれた人たちとここでは特定しています。
内容を簡単にまとめてみました。
インターネットの概念や初期のシステムは、1950年には、すでに存在していたのだそうですが、私たちが、その存在を身近に感じ始めたのは、1990年の半ばからです。
20年ほど前に、「時代は確実に変わる。だから、それに備えよ!」と言われたことがあります。
それは、教育上でのことだったのですが、その変化は、いろいろな面で世の中に浸透し、浮き彫りになってきています。
通信方法が変わったことで、貿易も、政治も、企業の在り方も社会構造も、社会的風潮も大きく変わりました。
私たちの人々との交信や生活の仕方ソーシャル・メディアとネットワーキングの利用により、物流も、ショッピングの仕方も、情報の発信/拾集の仕方も、そして、人々との繋がり方も違ってきました。
自律とか自制というのは、一言で言ったら、少し言葉がきついかもしれませんが、物事にけじめを付けるということです。
などにおいて、
何が成功への鍵になると思われますか?
生まれ(国とか民族とか時代とか)?
生家が経済的に裕福?
IQ?
パーソナリティ?
いずれもどこかで役立っているかもしれません。
でも、
成功に導くものは、それらのものではなく、
だ、とダニーデンの研究は結論付けています。
それは、1960年代に行われたスタンフォード大学で4歳児を対象に行われたマシュマロテストの結果を基に20年後に判明した結果でも証明されている事です。
https://www.youtube.com/watch?v=mZUTZKbe4hI
15分食べないで待ったら、お皿の上のマシュマロを2つにしてあげるという条件で、子どもが待てるかどうか、よ、という実験。
今すぐにご褒美が欲しいか、あるいは、忍耐強く待って、報酬を2倍にするか。
マシュマロを食べてしまった子どもたちと工夫しながら15分待って食べなかった子どもたちの間には、思春期になってから、大きな開きが出てくることがわかったという実験です。
待った子どもたちに見られたのは、
さて、問題は、3歳、4歳のこの自制力は、生来のものなのか、生後それまでに形成されたものなのか、ということです。
生後に形成されたものであれば、どのように身につけさせることができるのか。。。
ダニーデンの研究は、それなりの環境を構成することで、子どもはそれを身に付けることができると結論付けています。
では、実際には、どんな環境でその姿勢を育むことができるのか、それは、次回で考えましょう。
1000人以上を生まれた時から40歳になるまで克明に追ってきた「ダニーデンの研究」の成果は、次のことを物語っています。
だからこそ、
そして、
「ダニーデンの研究」の結果は、様々な分野に影響を及ぼしているようです。
「人間は、通常、期待されていることしか視点をあてていないから、その他の兆候は、見逃してしまうことが多い。
そして、後になってから、そういえば、と気付くことになる。」
と言うのは、ロンドンのキングス・カレッジのマイケル・ラッター教授。
そのひとつが昨日投稿の睡眠「寝る子は育つ」の科学的根拠
また別の例は、テレビを見る時間の長さ。
睡眠、いかに大事か。。。
それは、よく知られていること。
でも、幼児の睡眠が、その後にこれほどに影響するとは!!
昔から言われている「寝る子は育つ」には、根拠があることだったのです。
こちら大人になるためのリハーサルが子ども時代なら、毎日の中で、どんな生活を送っていくかが、どんな大人になるかの鍵となります。
大人になるためのリハーサルが子ども時代なら、毎日の中で、どんな生活を送っていくかが、どんな大人になるかの鍵となります。
幼児が学んでいくことは、
「子ども時代は、大人になるためのリハーサル」
とてもすてきに響きませんか、この言葉?
3歳の時に、このまま大人になった困る兆候が見えた時、どうするか?
デニーデンの研究の研究者たちは、解決があると言います。