良い人間関係を保つ5つの潤滑油 その3

「ありがとう!」と笑顔で言われて、悪い気分になる人は世の中にいませんでしょう。

「ありがとう」と喜んでもらえると、心が満たされ、また、そうしてあげたいという気持が自然に湧いてきます。

逆に、何かをしてあげた時、「ありがとう」が無いと、ふん?と感じたり、いやいや、自分がそうしてあげたのは別にありがとうと言ってもらうためにしたのではないから、それを期待してはいけないのだと自分に言い聞かせてみたり、相手の無礼になんと礼儀知らずなんだと腹を立ててみたり。。。

そう、「ありがとう」は、魔法の言葉なのです。

その言葉の裏にあるのは、感謝の気持です。

感謝があるところに不満はありません。

不満が起こると、感謝の気持はどこかに飛んで行ってしまいます。感謝と不満は、相対関係にあり、まるで、シーソーをしているようなものです。そして、そのどちらの側に自分を置くかは、自分次第です。 “良い人間関係を保つ5つの潤滑油 その3”の続きを読む

良い人間関係を保つ5つの潤滑油 その2

「親しき仲(中)にも礼儀あり」という言葉があります。

ここでの礼儀は、日常における言葉と行動のことで、特別優雅な所作や儀礼のことではありません(もちろん、優雅な作法を身に付けていたら、とてもすてきであることは言うまでもないことです)。相手を尊重し、お互いに気持よく生活するためには、言葉も行動もある程度のレベルが求められます。

でも、その適宜なレベルがどこにあるかを見極めることがとても難しいのです。

自分が置かれた状況や起こったことで、相手に対する自分の言動が変わるだけでなく、相手の受け止め方も、その人の感覚、求めているもの、置かれている状況、根底にある深いニーズなどによって大きく変わるからです。

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良い人間関係を保つ5つの潤滑油

人間関係は心身に影響する

毎日を快適に過ごすか、それとも、モヤモヤと浮かない気分で過ごすか、その差は、長期にわたれば、精神にも身体にも大きな影響を及ぼします。

その根底にあるのが、人間関係の善し悪しであることは、誰もが体験するところでしょう。

家でも職場でも、人間関係が良いものであれば、1日が楽しく、心が弾むので何をするにも安心してそれに集中することができます。捗ります。

自分の周囲の人々と仲違いすれば、1日気分はすぐれず、心配が増え、疑心暗鬼になり、悪い方向にばかり気持が行ってしまい、身体も前屈みになり、仕事や学習に集中することができなくなります。

理性が感情にハイジャックされてしまうからです。

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Life is a Game.

“Life is a Game. All you have to do is know how to play it”. という言葉が英語にあります。

誰が言った言葉かは、わかりません。

人生はまさにゲームのようなもの。どの駒を動かすか(行動の選択)で、次の行動が誘導され、支配されます。

上手にプレイしたらいい人生になるし、下手なプレイなら物足りなく後悔の多いものになってしまう。

あの時の決断が今に生きていると成功を喜ぶこともあれば、あの決断さえなかったら、今の苦渋はなかったかもしれないのにと、その決断によって、その後の道が明確に分かれたといったことは、誰にもあることでしょう。決断が大きなものであればあったほど。

良いプレイなら自分も楽しめるし、人々も楽しむことができる。

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エネルギーの向くところ

人間は、エネルギーのかたまりです。

そのエネルギー(気、活力)をどこにどれだけ向けるか、そして、何を軸にするかで、私たちの生活はまったく違ってきます。

生活が違えば、人生そのものも違ってきます。

家庭、仕事、同僚との人間関係、スポーツ、学校の勉強、筋トレ、食事と健康、美容、おしゃれ、整理整頓、なんでもいいのですが、自分の時間とエネルギーを注入するところが、その人が得意とするものになっていきます。

何よりも、楽しいのですよね!

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お母さんは、子どもの最大の教師

親、特に母親が子どもの運命やありように絶大な影響を及ぼすことは、誰もが知っているところです。

では、具体的に如何ほどの影響があるのかとなると、そのへんはさだかでなくなってきます。

子どもの幼少期(妊娠中、誕生後、そして、その後の数年)における親(あるいはケアテイカー)の接し方が、子どもの将来の精神的/感情的/知的発達に如何に影響するかに関して、次から次といろいろな情報が出てきます。そして、親の影響の大きさが、具体的によくわかるようになってきています。

今日は、ジャマイカで行われた実験についての話です。

ここでは、貧富の差による子どもへの影響が書かれていますが、日本のように豊かな国においても適用できるものです。日本でも経済的な理由による教育の差が問題になっていますが、それとは別に、豊かさ故に、がむしゃらに生きることを忘れ、ハングリー精神はどこか遥かなものとなり、「生きる力」を培っていない子どもたちが急増している日本社会の現状は打破しなければならないものです。

子どもの未来は家族との絆にありということを15年ほど前から言い続けてきていますので、それを実際のリサーチで裏付ける情報が次から次への出てくることは、非常に心強いことです。そして、その度に、背筋が寒くなるほどに、その重要性を改めて感じるのです。

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笑顔と、視線を合わせることの効用

先日、たまたま出先で、いつもすてきな方だと思っている先生とすれ違いました。すてきだと思うのは、その先生には、いつも大きな笑顔があり、どんな時にもポジティブな明るい光りが放たれていて、とても、とても、幸せそうなのです。どんな時にも。

休日のその日は、ご主人と二人の小さなお子さんたちが一緒でした。

ご主人のまたすばらしく優しくて明るい笑顔!
二人の子どもたちも初めて出会った私にニコニコ。臆することなく話しかけてきます。

みんなの表情、体全体が自然な笑みに溢れているのです!

初めてご主人にお目にかかり、ああ、彼女がいつもすばらしい笑顔でいられるのは、ここに秘密があるのだ! と悟った次第でした。

昼間何があっても、あのご主人と子どもたちが待っているファミリー空間に戻った瞬間に、心も体も、しあわせいっぱいのエネルギーで満たされるのだ、と。

同じ日に、別の光景も目にしました。

お父さんとお母さんと5歳くらいの子ども連れの一家。お父さんが、奥さんに何か言っているのですが、体を硬直させ、肩を上げ、まるで威嚇しているような話し方。目を合わせず、言葉を発しながら横を向き、体に怒りをためたまま先に歩いていきます。

奥さんは悲しそうな顔をしながら、俯き加減で、後ろに従っています。子どもは、どうしていいかわからず、ふて腐れ気味の顔つき。お母さんが握ろうとする手を振りほどき、一人離れて歩いていきました。

私も同じ方向に歩いていましたので、たまたま後に従うことになったのですが、その親子に、友人でしょうか、ある人が大きな笑顔で近づいてきました。その時に、何が起こったか。。。

親子三人は、そのどうしようもないネガティブなエネルギーから一挙に開放され、いかにも嬉しそうに、体全体で喜びを表現したのです。

本当に心と体が軽くなったことが、傍目に明白にわかりました。
笑顔が、人の心に解放をもたらした瞬間でした。

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みなさんは、1日の間に、どのくらい、笑いを取り入れてみえますか?

「お笑い」関係のテレビ番組が人気を博すのは、笑う機会を持つためなのかもしれません。でも、人から笑いをもらう代わりに、ご自分で笑いを生み出されてみては如何でしょう?

楽しいことを家族やお友達と一緒にする。特に体を動かすことはとても効果的です。野外でも室内でも、大人でも子どもでも一緒にできるゲームがたくさんありましょう。

職場でも、笑顔がある職場と、真面目一方、しかめっ面の人ばかりというとことでは精神的な負担がまったく違います。楽しいほうがいいのは言うまでもありません。

笑顔がたくさんあるほうが、やる気が出ます。体も心も軽くなります。

1人でいる時には、腹筋運動として、ハッッ、ハッッ、ハッッ、ハッッ、ハッッ、ハッッと笑い続けていると、そんな自分におかしくなり、本当に笑い出すかもしれません。

そして、人に向ける笑顔
これは、「和」の関係を開く扉の鍵です。

なぜか、

初対面の人が、笑顔で迎えてくださったら、ほっとしませんか。緊張が一挙にほぐれますでしょう。

同じように、こちらからも笑顔を向けてあげたら、その方は安心されるでしょう。ああ、迎え入れてもらっているのだな、心を開く用意があるのだな、と。

外国の街を歩いている時、現地の人が笑いかけてくれたら、嬉しくなります。

物を買って欲しいための媚びる笑顔ではなく、街行く人たちの自然な微笑みに出会うと、安心感を得ます。そんな人がたくさんいる都市は、自然に好きになり、また行きたくなります。「ホーム」を感じるからです。

誰かが言っていました。

「笑顔はただだ!」と。
人に大きな喜びをもたらすものになのに、お金がかからない。最高ではありませんか!

でも、作り笑顔ではダメ! 心がこもっていないから。
作ったおざなりの笑顔は、簡単に見抜かれてしまいます。心に悲しみや嘘を抱えた笑みであれば、瞳に宿っているものは笑みではありません。

心にゆとりがあり、相手を思いやる心が瞳に出れば、笑顔もすてきなものとなりましょう。ゆったりとした気持でいたら、自然にいい笑顔も出てきます。

家族のみんなが笑顔で過ごす1日と、無表情、無関心、怒り、不貞腐り、憂鬱な気分丸出しの表情で過ごす1日では、人間の気持のありようはまったく異なってきます。そんな本人も、そして、周りの人々も。
職場も同じです。

自分を囲む環境を笑顔で満たしたいですね。
その笑顔はまずあなたから。

もうもうひとつ、「和」に大きな効果を生み出すものがあります。

「目は口ほどに物を言う」とよく言われますが、私は、目ほど物を言うものは無いと思っています。

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それほどに、瞳や視線には、その人の深い想いがこめられています。そして、それは、ごまかしがききません。繕うことができないのです。

人と話をする時に、相手に心の中を見透かされると思ったら、直視できなくなります。

自分が恥ずべきことをしていると感じれば、まっすぐ相手の瞳を覗くことができなくなります。

相手をだまそうという意図があれば、これまた、相手を直視することができません。

家族は、かけがえのない大事なものです。

その家族の面々と、顔を見て、目を見て、話をすることはとても大事です。自分の真意と愛情が伝わります。また、相手が言っていることを誠意を持って受け止めることができるし、しっかり聞いていることを示すこともできます。

生まれたばかりの赤ちゃんの時から、大人が目を見て話しかけ、赤ちゃんが何かを伝えようとしている時にはしっかりと目を覗いて聞き、会話が始まれば、いつも目を見て話をする習慣を付けておけば、その習慣は、その子が幼稚園に入っても、大学に行くようになっても、大人になっても、続くでしょう。大事な交流がしっかりとわかっているでしょうから。

夫婦の間で、親子の間で、目をしっかりと合わせることがなんとなく気恥ずかしい、億劫、不自然、心地悪い、格好着かない、怖い、と感じてみえる方々、会話の時間と、お互いの目をしっかりと見つめる時間をぜひとも増やしてください。

以前よりも、もっともっと心を開くチャンスが多くなる事でしょう。それだけでなく、親密感が増していくことに気が付かれることでしょう。

そこにスキンタッチがあれば、よりベター。

変化を起こすには努力が要る

みなさんの新年の誓い、順調に進んでいますか?  数日は 調子良く進んだけれど、いつの間にか、以前の習慣に戻ってしまった、という方もおられるかもしれません。

今までの習慣を改善することも、新しいことを始めるにも、これをしたら良くなると理屈ではわかっていても、これまで習慣として根付いていることを変えるには、日々の意識と努力を強いられますものね。

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失敗しない新年の誓いのたてかた

 

新しい年が始まりました。

いいですね、大きな節目の始まりは。
気持を引き締めるチャンスです。

夢に向かうエネルギーに拍車をかける時。

目標をクリアにする時。

今までして来たことの見直し、再調整を図る時。

そして、

さらに大きく飛ぶ時。

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しあわせは、ライフスタイル

まあ、なんというご無沙汰でしょう! 1ヶ月以上もなんて!

今年の最初には、毎日1本、欠かさず投稿していたことを思うと、自分でもこの変化に驚くほどです。

今年オープンしたFacebookの「しあわせの4原則」のページ。

毎日の投稿が楽しみで、楽しくて仕方ありませんでした。

私の1日のゴールデンタイムは、朝4時から7時まで。

この間に、2本の投稿記事を書き、後は、メールやその他必要な用事をできるだけ片付けてしまいます。後の残りの時間は、何があっても、予定外のことが起ころうが、どんな突発的なことに出くわしても、こんなはずではなかった、他に予定があったのに、思わなくていいように。

ああ、時間がない、あれもしなければ、これもしなければ、と慌てふためかなくていいように。

残りの後の時間が、起こるなりに、そして、進むなりに、それに集中的に真摯な姿勢と気持でひとつひとつに対応できるように。

原稿の1本は、「しあわせの4原則」の私的なもの。

もう1本は、自分が経営する学校の公式プログです。

そのゴールデンタイムは、もう何年間も続いている習慣です。

それが、崩れたのです。

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