笑顔と、視線を合わせることの効用

先日、たまたま出先で、いつもすてきな方だと思っている先生とすれ違いました。すてきだと思うのは、その先生には、いつも大きな笑顔があり、どんな時にもポジティブな明るい光りが放たれていて、とても、とても、幸せそうなのです。どんな時にも。

休日のその日は、ご主人と二人の小さなお子さんたちが一緒でした。

ご主人のまたすばらしく優しくて明るい笑顔!
二人の子どもたちも初めて出会った私にニコニコ。臆することなく話しかけてきます。

みんなの表情、体全体が自然な笑みに溢れているのです!

初めてご主人にお目にかかり、ああ、彼女がいつもすばらしい笑顔でいられるのは、ここに秘密があるのだ! と悟った次第でした。

昼間何があっても、あのご主人と子どもたちが待っているファミリー空間に戻った瞬間に、心も体も、しあわせいっぱいのエネルギーで満たされるのだ、と。

同じ日に、別の光景も目にしました。

お父さんとお母さんと5歳くらいの子ども連れの一家。お父さんが、奥さんに何か言っているのですが、体を硬直させ、肩を上げ、まるで威嚇しているような話し方。目を合わせず、言葉を発しながら横を向き、体に怒りをためたまま先に歩いていきます。

奥さんは悲しそうな顔をしながら、俯き加減で、後ろに従っています。子どもは、どうしていいかわからず、ふて腐れ気味の顔つき。お母さんが握ろうとする手を振りほどき、一人離れて歩いていきました。

私も同じ方向に歩いていましたので、たまたま後に従うことになったのですが、その親子に、友人でしょうか、ある人が大きな笑顔で近づいてきました。その時に、何が起こったか。。。

親子三人は、そのどうしようもないネガティブなエネルギーから一挙に開放され、いかにも嬉しそうに、体全体で喜びを表現したのです。

本当に心と体が軽くなったことが、傍目に明白にわかりました。
笑顔が、人の心に解放をもたらした瞬間でした。

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みなさんは、1日の間に、どのくらい、笑いを取り入れてみえますか?

「お笑い」関係のテレビ番組が人気を博すのは、笑う機会を持つためなのかもしれません。でも、人から笑いをもらう代わりに、ご自分で笑いを生み出されてみては如何でしょう?

楽しいことを家族やお友達と一緒にする。特に体を動かすことはとても効果的です。野外でも室内でも、大人でも子どもでも一緒にできるゲームがたくさんありましょう。

職場でも、笑顔がある職場と、真面目一方、しかめっ面の人ばかりというとことでは精神的な負担がまったく違います。楽しいほうがいいのは言うまでもありません。

笑顔がたくさんあるほうが、やる気が出ます。体も心も軽くなります。

1人でいる時には、腹筋運動として、ハッッ、ハッッ、ハッッ、ハッッ、ハッッ、ハッッと笑い続けていると、そんな自分におかしくなり、本当に笑い出すかもしれません。

そして、人に向ける笑顔
これは、「和」の関係を開く扉の鍵です。

なぜか、

初対面の人が、笑顔で迎えてくださったら、ほっとしませんか。緊張が一挙にほぐれますでしょう。

同じように、こちらからも笑顔を向けてあげたら、その方は安心されるでしょう。ああ、迎え入れてもらっているのだな、心を開く用意があるのだな、と。

外国の街を歩いている時、現地の人が笑いかけてくれたら、嬉しくなります。

物を買って欲しいための媚びる笑顔ではなく、街行く人たちの自然な微笑みに出会うと、安心感を得ます。そんな人がたくさんいる都市は、自然に好きになり、また行きたくなります。「ホーム」を感じるからです。

誰かが言っていました。

「笑顔はただだ!」と。
人に大きな喜びをもたらすものになのに、お金がかからない。最高ではありませんか!

でも、作り笑顔ではダメ! 心がこもっていないから。
作ったおざなりの笑顔は、簡単に見抜かれてしまいます。心に悲しみや嘘を抱えた笑みであれば、瞳に宿っているものは笑みではありません。

心にゆとりがあり、相手を思いやる心が瞳に出れば、笑顔もすてきなものとなりましょう。ゆったりとした気持でいたら、自然にいい笑顔も出てきます。

家族のみんなが笑顔で過ごす1日と、無表情、無関心、怒り、不貞腐り、憂鬱な気分丸出しの表情で過ごす1日では、人間の気持のありようはまったく異なってきます。そんな本人も、そして、周りの人々も。
職場も同じです。

自分を囲む環境を笑顔で満たしたいですね。
その笑顔はまずあなたから。

もうもうひとつ、「和」に大きな効果を生み出すものがあります。

「目は口ほどに物を言う」とよく言われますが、私は、目ほど物を言うものは無いと思っています。

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それほどに、瞳や視線には、その人の深い想いがこめられています。そして、それは、ごまかしがききません。繕うことができないのです。

人と話をする時に、相手に心の中を見透かされると思ったら、直視できなくなります。

自分が恥ずべきことをしていると感じれば、まっすぐ相手の瞳を覗くことができなくなります。

相手をだまそうという意図があれば、これまた、相手を直視することができません。

家族は、かけがえのない大事なものです。

その家族の面々と、顔を見て、目を見て、話をすることはとても大事です。自分の真意と愛情が伝わります。また、相手が言っていることを誠意を持って受け止めることができるし、しっかり聞いていることを示すこともできます。

生まれたばかりの赤ちゃんの時から、大人が目を見て話しかけ、赤ちゃんが何かを伝えようとしている時にはしっかりと目を覗いて聞き、会話が始まれば、いつも目を見て話をする習慣を付けておけば、その習慣は、その子が幼稚園に入っても、大学に行くようになっても、大人になっても、続くでしょう。大事な交流がしっかりとわかっているでしょうから。

夫婦の間で、親子の間で、目をしっかりと合わせることがなんとなく気恥ずかしい、億劫、不自然、心地悪い、格好着かない、怖い、と感じてみえる方々、会話の時間と、お互いの目をしっかりと見つめる時間をぜひとも増やしてください。

以前よりも、もっともっと心を開くチャンスが多くなる事でしょう。それだけでなく、親密感が増していくことに気が付かれることでしょう。

そこにスキンタッチがあれば、よりベター。

投稿者: 原田房枝

An author, life coach, counsellor, and co-founding director of ICET (Inter-Cultural Education Today), a specialised program for Japanese students studying in Australia. Over twenty years she has worked with hundreds of students and parents, establishing a unique education program focused on language learning, as well as cultural understanding and personal development. Her coaching seminars guide families in how to strengthen their relationships and build happiness, especially with teenagers. She has lived in Sydney since 1980.

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