私たち人間は、生来の資質+環境でできあがっていることは、何度も述べてきました。

 パーソナリティ/性質/性格についての情報に触れる際には、そのことをしっかりと念頭においておくことが前提です。

 

適宜な支援によって資質を伸ばしていく上でも、

 

枠に束縛されないためにも。

 

そして、情報は、プラスに向けて使用するのでなければ、情報に価値も意味もがないどころか、むしろ、マイナス、害にさえなってしまいます。

  

「ダニーデン研究」には、思わぬ副産物があったといいます。

 10歳前に発見されたこと:

  • 25%の子どもにGlue earが見られたこと。

 Glue earというのは、耳管の中に粘液があり、そのために中耳炎を起こしやすくなったり、難聴になり、言語の発達や学習に影響するものです。

  • 10%の子どもに視覚損傷が見られたこと。

  • 25%に言語習得の遅れが見られたこと。

この研究をしていなかったら、見過ごされてしまっていたかもしれない可能性がある、ということなのですが、「発達障害」と診断されてしまう子どもたちが日本で急増している嘆くべき社会現象の中、その原因のひとつが視聴覚の問題と関連しているのだとすれば、このデータは大変興味深いものです。

さて、「ダニーデン研究」においては、子どもたちのパーソナリティはどういうグループ分けをされたのでしょう?

  • 40%                Well adjusted

         環境に上手に適応するパーソナリティ

  • 28%                Confident

         自分に自信を持っているパーソナリティ

  • 15%                Reserved

         控えめなパーソナリティ

  • 10%                Undercontrolled

         自己制御が困難なパーソナリティ

  • 7%                 Inhibited

                            過度に抑制されたパーソナリティ

この分類の軸になっているのは、毎日の生活の中で起こる刺激に対する子どもたちの反応と対応の仕方です。

それぞれのパーソナリティの特徴が子どもたちの中に見える際、そのうちのどこまでが生来のもので、どこまでが生誕後の環境の影響なのかは、誰にもわかりません。

でも、

わかっていることは、

 

幼稚園にあがる頃までには、子どもたちが、際立ったパーソナリティ/性質・性格を示すようになっていること。

 

「ダニーデンの研究」に限ず、多くの研究が、幼児期に示すパーソナリティ/性格がどうであれ、周りにいる大人たちが、刺激に対して、できるだけ上手に反応できるよう、行動の仕方や選択を導いていくことが、後の達成、成功、幸せ、健康などに決定的な影響を及ぼすことになる、ということです。

子どもたちが、将来、社会の一員として、成功裏にそれぞれの人生を歩めるよう自立する力や能力を付けることが、大人に課されている役目です。

そして、パーソナリティがわかっていれば、必要とされる支援の内容や方法もそれに合わせて調整、工夫することができます。

ひとつひとつの分類が何を意味するのかは、徐徐に触れていきます。

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